掲示板 (蒸発をしたい女性達が心情を告白) 9135


告白

1:匿名 :

2012/10/07 (Sun) 13:04:26


私は35才の人妻です。東京の郊外に建売を買って38才のサラリーマンと夫と娘(9才)の3人で暮らしています。
今年の八月の事です。真っ青に晴れた青空の下、私は鼻歌交じりに洗濯物を干していました。緑豊かなニュータウンを背景に幸せいっぱいのシーツをはためかせています。
(ふふ、またすぐしわになるのにね)
思わず笑みがこぼれてしまうのは、今晩、夫の正雄が出張から戻ってくるからです。
そして、そんな夜は決まって抱き合うのが、ここ数年の約束事になっていた。


家を空けがちな夫にしてみれば
「風俗に行かなかったぞ。浮気だってしていない」
というつもりなのだろう。それがゆりこは心から嬉しい。
一人娘を寝かしつけてから夫と一杯やり、ほろ酔いになるそのひとときが待ち遠しいのだ。それは子供が大きくなっても大切にしたい夫婦の時間だった。

(さてさて、今晩のおかずはなににしようかしら?)夫の好物に頭をめぐらせた時、階下から娘が声をかけてきた。
「ママ! 電話だよ! パパから!」
「あ、はーい!」

階段を下りると、娘は玄関で靴を履いていた。連日のプール遊びで小学三年生の肌はすっかり小麦色だ。三十路に入ってから一度も肌を焼いていないゆりこは、眩しげに目を細めた。


「あら、もう行くの? 目薬は持った?」
「うん、持った。じゃあ、いってくるね」
「はい、いってらっしゃい」
 二十四歳で産んだ一人娘はすくすく育ってくれたし、恋愛結婚した夫の仕事も順調。

その上、双方の実家の援助でワンランク上の一戸建も買えた。そう、なにもかもが順風満帆だった。電話口に出るまでは・・・。
「もしもし、おまたせ」
「お、おう」
「さては晩ご飯のリクエスト?」
「あ、いや、そうじゃないんだ・・・」

夫の声は、ゆりこの陽気さを一瞬で打ち消すほど暗く沈んでいた。
「・・・ど、どうしたの? なにか・・・あったの?」
「あ、ああ。実は・・・ちょっとまずいことになった」
「え、なに?」
「す、すまんが金を振り込んでくれないか?」

「・・・え?」
「と、とりあえず百万必要なんだ。午前中に定期をくずせないか?」
「ちょ、ちょっと待って。急にそんなこと言われても・・・。ねえ、なにがあったの?」
夫が黙り込み、逼迫した息づかいだけが伝わってくる。ゆりこは両手で受話器を握り締めた。
「じ、事故? 交通事故なの? そうなの、パパ?」
「あ、いや・・・。い、いまは話せない。とにかく百万、急ぎで頼む」
「だ、だめです!」

夫の焦燥に引きずられる自分を叱咤するかのように、ゆりこは大声を張り上げた。
「ひゃ、百万円は大金よ! わ、わたしに内緒でそんなことって・・・。理由を話せないなら送金しません」
「た、頼むよ、ゆりこ・・・。帰ったら説明するから・・・」
「いいえ、だめです。夫婦の間で隠し事なんかしないでください」

夫が弱気になるにつれ、ゆりこの語気は強まった。そうしなければ夫婦共々崩れ落ちてしまいそうだったのだ。
「た、頼む。いまは勘弁してくれよ・・・」
「どうしても説明できないなら、わたしがそちらに伺います。新幹線を使えば、銀行に寄ってもお昼過ぎには着きますから。お金はそのときに手渡します。それでいいですね?」

夫は無言だ。無言だけに緊迫した状況を物語っている。
「い、いま説明できないなら、手渡しが条件です。これだけは絶対譲れません」
「・・・わ、わかった」
「え?」

「なるべくはやく頼む。とにかく金が必要なんだ」
 ゆりこは戸惑った。それほどまでに重大な困難が発生しているのだろうか? 強気とは裏腹に動悸が高まり、冷や汗も湧いてくる。

「あ、そ、それじゃあ・・・あの、新幹線に乗ったらわたしから電話を入れます」
「あ、ああ」
「そ、それでいいんですね?」
「ああ、よろしく頼む」
「そ、それじゃあ、後で・・・」

受話器を置いても、ゆりこはその場を離れなかった。夫がすぐにかけ直してきて、事情を説明してくれると期待したのだ。だが、五分待っても十分待っても、ベルは鳴らなかった。
(お、落ち着くのよ、まずは落ち着くの・・・。わ、わたしがしっかりして、あの人を支えなければ・・・)

ゆりこは震える手で受話器を取った。帰りはおそらく晩になる。事態によっては深夜に・・・。娘の世話を隣町の実家に頼まなければならなかったのだ。
夫・正雄は改札口で待っていた。
三日前に笑顔で家を出て行った面影は微塵も残っていない。仕事上のどんな困難も跳ね返してきた夫が、いまは尾羽打ち枯らした体で佇んでいる。ふと、ゆりこの目頭が熱くなった。

「パ、パパ・・・」
「す、すまん・・・。手間をかけたな」
「もう、心配したんだからね・・・」
夫に縋りつこうとしたそのとき、ゆりこは三対の視線に気づいて踏みとどまった。中学生らしき三人が、夫の斜め後方からこちらをじっと窺っていたのだ。

明らかになんらかの意思を持って、ゆりこを観察している。
 ゆりこは寒気とともに直感を得た。
「ま、まさか、あの子たち・・・なの?」
「あ、ああ・・・」
夫はうなだれるように頷いた。拍子抜けするような馬鹿馬鹿しさに、ゆりこは声を荒げてしまう。

「あ、あの子たちに百万円? あんな子供に百万円? ね、パパ、一体なにがあったのよ?」
「あ、いや・・・」
「わたしを呼びつけておいてなによ! はっきりしてよ!」
「あ、だから・・・」
口ごもる正雄に業を煮やしたのか、少年の一人が前に進み出てきた。上背のある鈍重そうな少年だった。

「違うぞ、おばさん。全部で百五十万円だ」
もう一人、今度は利発そうな少年がしゃしゃり出てきた。小さな体に似合わぬ狡猾そうな笑みを浮かべている。
「つまりね、一人頭五十万円なんだよ。で、持ってきてもらったのはぼくたちの分の百万円」

 二人の少年は揃って両手を差し出た。ゆりこはたじろぎ、夫の背後に隠れた。
「パ、パパ、なんなのよ、一体?」
「あ、いや、手持ちのカードで五十万は作ってもう渡してあるんだ。だから、残りの百万を・・・」

「そ、そうじゃなくて! なんであの子たちに大金を渡さなきゃならないのよ!」
「あ、だ、だから・・・」
肝心なところで正雄は口ごもってしまう。ゆりこは夫の両腕を掴み、激しく揺さぶった。

「パパ、しっかりして! ね、なにがあったの? わかるように説明して!」
 すると、二人の少年は呆れたと言わんばかりに笑い出した。
「あれ、まだ話してなかったの、おじさん?」
「まあ、ちょっと話せないよな。あんなことしたんじゃなあ・・・」

「ま、それはそれとして、おばさん。はやく百万円ちょうだい」
「そうそう、おれとこいつで百万円。きっちり耳を揃えてな」
意味深なことを言いつつ、少年たちがにじり寄る。だが、正雄はただ立ち尽くすのみだ。

「パ、パパ! パパってば!」
ゆりこがパニックの兆候を見せ始めた直後、三人目の少年が動き出した。
「ちょっと待て。作戦変更だ」
 その少年に際立った特徴があるわけではない。だが、仕種のひとつひとつが自信に満ちあふれている。間違いない。彼がリーダーなのだ。

 一旦後ろに引いた少年たちはなにやら相談を始めた。意図的かどうか、その内容が漏れ聞こえてくる。
「金なんかよりいいものがあるぜ」
「え、なんのこと?」
「女だよ、女。むちむち、むれむれの女だよ」
「ま、まさか!」

「だって見ろよ、あの奥さん」
「ああ、不細工なババァが来ると思ったらなかなかの美人だもんな。まだ二十代だぜ、きっと」
少年たちはゆりこをちらちら見ながら笑っている。それは女を値踏みする男の目だった。

小振りで愛くるしい顔。うなじの白さを引き立てるショートカット。半袖ジャケットの下はアイボリーのワンピース。透明感のあるストッキングの足元は白いパンプス──。ゆりこの容貌は、ほっそりした腕にかけた白い日傘と相まって、涼風のような印象を与える。

「歳は二十七」
「職業はOL」
「セックスは週三回」
 聞こえよがしの侮辱にゆりこの目元が険しくなった。夫と少年たちの間になにがあったか知らないが、初対面の人妻を捕まえて冗談にもほどがある。ゆりこは頼りない夫を脇にどけて、少年たちと対峙した。

「ちょ、ちょっと! きみたち!」
 待ってましたとばかり、リーダー格の少年がほくそ笑んだ。
「あ、奥さん、聞いてたの? じゃあ、そのことについて歩きながら話そうか。大事な話だから旦那さんも一緒にね」

 少年は一方的に言い、駅舎の出口に向かって歩き出した。
「あ、待ちなさい! きみたち何様のつもり! 調子に乗るのもいいかげんにしなさいよ!」
「そりゃあ、調子にも乗るさ。またとない獲物を手に入れたんだからな」
「だ、だから一体なんのなよ! 夫はあなたたちになにをしたのよ!」
「じゃ、言っちゃうよ」

 少年は立ち止まり、牙を剥かんばかりの形相でゆりこを睨みつけた。
「あんたの旦那はな、おれの妹に悪戯したんだよ。公園の隅に女子小学生を連れ込んで胸や脚に触ったんだ。とんだ変態おやじだぜ」

(え? う、うそ・・・)
ゆりこは思わず口を両手で覆い、夫と少年を交互に見た。少年が怒りに顔を紅潮させながらもゆりこを直視しているのに対し、肝心の夫は蒼白の顔面を伏せ、意図的に目を逸らしている。

(パ、パパ、どうして黙ってるの? なにかの間違いよね? そうよね、パパ?)
ゆりこは心の中で夫に問いかけた。衝撃が大き過ぎて声にならないのだ。だが、夫は唇を噛み締め、肩を小刻みに震わせているだけだ。それが答えだった。
(そ、そんな・・・)

 足元が揺らいだ。長いコンコースがうねって見える。
「歩きながら話そうぜ」
 少年は吐き捨てるように言うと、大股で歩き出した。夫がゆらゆらとその後に続く。ゆりこもふらつく足取りで夫に従った。
「奥さん、知ってる? アメリカのある州じゃ、性犯罪者の情報を地域住民に公開してるんだってよ。日本もいずれそうなるんだろうな」

少年は人ごとのように言ってのけた。後ろからついてきている仲間の少年たちも、そうそう、大変だよなあ、などとしたり顔で頷いている。
「おれの妹さあ、十歳なんだ。まだ十歳。たったの十歳・・・。そう言えば娘さん、九歳なんだってね。なんなら、娘さんが十歳になったとき、おれたちで輪姦してやろうか?」

「・・・え?」
「輪姦してやるって言ったんだよ。当然だろ、おれの妹はあんたの旦那に悪戯されたんだから」
「・・・う、うそよね? 冗談でしょ?」
「冗談にするかどうかは奥さん次第だぜ。奥さんがおれたちにセックスを教えてくれればな」
「な、なんですって!」

「心配するな。明日の朝までだから」
「ば、馬鹿を言え!」
 声を張り上げたのは夫の正雄だった。少年の行く手を遮り、こぶしを振り上げる。だが、それすら予想していたのか、少年は冷徹に言い放った。

「あんた、性犯罪者になりたいの?」
「な・・・」
「女子小学生に悪戯って言ったら、キング・オブ・性犯罪だぜ。いいの、それでも?」
「そ、それは・・・」
「会社はクビ。ローンが払えずせっかくのマイホームもおじゃん。

あ、その前に近所中に噂が立つか・・・。そうそう、娘は学校でいじめられるんだろうなあ。もちろん親兄弟は泣くだろうね。いやはや大変だ。おれなら自殺しちゃうな、速攻で」
「くっ・・・」正雄が拳を下ろした。

「十分待ってやる。奥さんを説得しろ。性犯罪者になりたければ連れて帰れ」
少年はそう耳打ちすると、正雄の脇をすり抜けて駅舎の外に出て行った。残された正雄は魂の抜けた骸だった。みじめな敗者だった。その正雄の手を、ゆりこが握り締めた。
「と、とりあえず、ね、あなた」
「・・・え?」
「ここじゃなんだから、車の中で話しましょう」
「あ、ああ・・・そうだな」
最初は早足だったが、徐々にしぼむように足取りが鈍り、いつの間にか繋いでいた手が離れてしまった。

「・・・ねえ、本当は違うんでしょ? お願い、わたしには本当のことを言って」
「あ、あざがあったんだ・・・」
「え?」
「こ、公園で一休みしているとき、娘に良く似た女の子が通りかかったんだ。その子の腕に青あざがあった。脚にも・・・。それで呼び止めて、いろいろ話をしたんだ。なにか力になれないかと思って・・・」
「だ、だったら、なんで本当のことを?」

「・・・服を脱がせたのは事実だ」
「で、でも、違うんでしょ? 親切でそうしたんでしょ?」
「も、もちろん。でも、本人はそう言っていない。怖がってるんだ。言えないんだよ、兄の前じゃ・・・」

二人は車の前で立ち止まった。社名入りの営業車だ。これでは逃げ去ることもできなかっただろう。
「ね、ねえ。あんな子供の言うことは無視して、親御さんに話を通したらどう?」
「・・・子供を虐待するような親だぞ。自分の非を隠そうと、かえってむきになるに決まってる」

それっきり二人は黙り込んだ。完全な袋小路だった。八月の太陽が容赦なく照りつける。ゆりこは乾いた喉に唾を流し込んだ。選択肢は二つ。たった二つだけ──。
ふいに正雄が顔を上げた。すがるような、哀れむような目でなにかを伝えようとしている。

ゆりこにはそれがわかった。直感ではない。夫の目がすべてを語っている。
(だ、だめよ! それを言っちゃだめ!)
それを口にされてしまったら、もう二度と愛せない。永遠に愛せないのだ。目先の危機を乗り越えても、いつか必ず家庭は崩壊する。だから言わせてはならない。言わせたらなにもかも終わる・・・。

「わ、わたし、行くわ!」
「え?」
「わたし、行くわ。ね、行ってもいいでしょ?」
「・・・い、いいのか?」

その顔に浮かんだのは安堵だったか悲しみだったか・・・。夫にすがりついたゆりこにはそれを確かめる術はない。
「明日・・・わたしが家に戻ったら・・・いつものように愛してくれる?」
「も、もちろん。もちろんだよ」
正雄の声は、さながら幼子の嗚咽だった。

自分の撒いた種で愛する妻が少年達の餌食になる。
これから先の妻の体験を思うと身震いするほどの興奮が体を襲ってきました。
3人の少年達に穴をと言う穴を全て征服されるのでしょうか?
気が狂いそうです。



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